漫画家、チェンバリスト、彫刻家——同じ教室に並ぶ講師たちの顔ぶれ
ASAKAアートスクールの講師紹介ページを見ると、専攻も活動領域も異なる14名以上の名前が並ぶ。東京藝術大学大学院で彫刻を修めた学校長・二藤規朗氏(彫刻家、二科展特選・二科賞・会友賞、文化庁主催展招待出品)をはじめ、ストラスブール音楽院でチェンバロを専攻し八ヶ岳高原音楽堂専属チェンバリストとして活動する佐藤理州氏、2020年からトーチWebで漫画を連載中の海野智子氏、日本美術院研究会員の白倉正樹氏(東京藝術大学日本画科・同大学院修了)など、現役で作品を発表し続ける人物が名を連ねる。講師に「指導者」ではなく「表現者」を揃えることがこの教室の基本的な設計思想で、1993年の開校以来変わっていない。
「第一線で培った技術や感性を直接伝えることで、表面的なスキルの習得だけでなく、表現の奥深さを深く知ってもらう」——これが講師陣の共通した目標として掲げられている。
9クラスの内訳と、対象年齢の広さ
1才〜就学前の幼児クラブ(うさぎ・ひつじ・きりん)、小学生クラブ(造形・もっとアートクラス・ソルフェージュ・おんがく探検隊)、おはようアートクラス(親子向け)、漫画・イラストクラス(小学4年〜一般)、自由制作クラス(中学生〜一般)、美大・美高受験科、音大・音高受験科、油絵・水彩教室(中学生〜)、ピアノ個人レッスン(幼児〜一般)と、年齢層の幅が広い。ピアノ個人レッスンは幼児20分・月額8,100円から一般40分・月額14,200円まで段階があり、他クラスと併用する場合は料金が割引になる仕組みも整っている。
油絵・水彩教室は月額11,500円で油彩・水彩・パステル・コンテ・デッサンと画材を自由に選べる内容で、初心者から経験者まで受け入れている。
受験には特有の難しさがある——だからこそ個別カリキュラムで対応する
美大・美高受験科での方針は明確だ。「過去の入試対策に縛られるのではなく、自分の感覚や個性を伸ばし、どんな課題にも対応できる力を養う」——少人数制と経験豊富な講師がいるからこそ実現できる方針で、一般的な大人数の教育では難しいと教室自身が述べている。美大受験の昼間部は年額658,000円(月〜金・隔週日曜、高校卒業以上)、夜間部は年額416,000円(月〜金・隔週日曜、高校3年生以上)で、途中入会や分割払いにも対応する。
音大受験科では「何を勉強したらよいか」という初歩的な段階からの相談を受け付け、ソルフェージュ・楽典・副科ピアノ・作曲・和声など科目を組み合わせて受講できる。面接とアドバイスは無料で、地方からのSkype受講にも対応している。
「アートのない生活がただ虚しい」——この言葉を掲げる教室
学校長・二藤規朗氏は「アートが生活を豊かにすると言われますが、そうではなくて、アートのない生活がただ虚しいのです」と語る。ASAKAアートスクールに通うと少し絵が上手になったりピアノが弾けるようになるかもしれないが、「それはおまけのおまけのこと」と続ける。この言葉の重さが、教室の30年間を支えてきた思想を端的に示している。
東武東上線・朝霞駅東口から徒歩3分、池袋から準急約20分。受付は火〜金曜10:00〜19:00、月・土曜10:00〜17:00で日祝定休。体験予約はウェブから受け付けており、問い合わせ先は048-468-6565だ。


